2017年5月7日日曜日

~人の体は愛と調和の場~


G.Wも今日で最後ですね。


「読書三昧」の連休、最終日は、

こんな本を読んでいます。





著者の前野隆司先生と4人の方の対談集。



この本は、何度も読んでいるのですが、

特に、稲葉俊郎先生との対談は

繰り返し、読み返しています。




実は、一ヶ月ほど前、

寺子屋in京都(医療と歴史・芸能と芸術・体と心)

というイベントで

稲葉俊郎先生のお話を生でお聞きしてから、

すっかりファンに~❤






会場は、「櫻谷文庫」という素敵な場所。

日本画家 木島櫻谷(このしま おうこく)の

住居だったそうです。









稲葉俊郎先生は、

東大病院循環器内科のお医者さんで、


西洋医学の最先端にいながら、

代替医療、伝統医療、

そして、

医療だけでなく、

民俗学、芸能、芸術・・・と幅広い分野に精通されています。



ホリスティックで多層的な視点で

語られる言葉は、

面白くて、ワクワクして、

あっという間に時間が過ぎてしまいました。



稲葉先生の言葉をすこしご紹介。



「西洋医学では、身体を ‘戦いの場’ と捉えます。

人の身体を常に戦場のように扱っている。

でも、人の身体はそもそも愛と調和の場です」



「日本に古くから伝わる

道(茶道、華道、武道・・・)や

芸能、芸術(神楽、能楽、狂言、歌舞伎・・・)

は心と身体を整えていくことが一体であり、

同時に人格の発達でもある。

さらに、美の世界としての芸術でもある。

このように、日本では、人間の心と身体についての知恵が、

すべて芸術に高められている」



そして、



「学びは頭ではなく、身体でするものだと思っています」



という言葉どおり、



山に登り、能を習い、

音楽を聞き、コンサートに出かけ、

美術館に行き、絵を描いて、

本を読み・・・


医師として患者さんと向き合い、

当直もされている~(笑)



一体、どんな時間の使い方をすれば、

これだけのことが出来るのか・・・


どうしたら、こんなに広くて深い視点を持てるのか・・・



少しでも近づきたくて、

ブログもチェックしています。

稲葉俊郎先生のブログ
https://www.toshiroinaba.com/blog



「寺子屋」in京都、

次回は、6月25日(日)に開催されますよ。